新港突堤の石積み岸壁

新港突堤は日本初の重力式コンクリートケーソン工法を採用した岸壁だと言われていますが(神戸港第一期修築工事)、1995年の兵庫県南部地震で既設のケーソンが前傾したり押し出されたりしたので法線もガタガタになってしまいましたが、その後の復旧工事で元通りに修復されています。


復旧誌を見ると滑動したケーソンはそのままの位置でこれ以上動かないように足下で固定して、法線が揃っていない部分は海面上に顔を出している上部工を法線が揃う位置まで前出しをして揃えているという事が概要として書かれていました。


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普段見えている石積みの岸壁は、海面下でガタガタに移動してずれてしまったケーソンよりも、せり出した位置で仕上げられているという事なので、古いケーソンは水面より下でしかも1~2mセットバックした位置に、地震でずれたママの位置で今も鎮座しているという事。 そこが面白いなあと思いました。







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大正時代から使われ続けて来た上部工の御影石は、使える石は出来るだけ再利用したという事ですが、使えない物もたくさんあったという事で、足りない所は中国産の新しい御影石を用いているという事です。
突堤の先端角部分に、古い御影石と新しい御影石との違いが出ていますね。




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これも新しい御影石で造られた岸壁です。  こういった新しい石達も長年のうちにイイ色合いに焼けて来て、味わいが出てくるのでしょうね。




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