阪急三宮駅

僕は阪急三宮駅の景色が大好きでした。 尖塔のある古びたビルでしたが、壁面の大きなアーチ状の部分、トンネルの出口のような感じと形容しましょうか。 その部分から阪急電車がガードを渡って、ゴゴゴ・・・・と来るのが好きでした。
1階のコンコースは、とても天井が高くて、アーチ状の梁。 上映中の映画の看板。 ちょっとお洒落な三宮阪急(百貨店) 階段を上がると駅の改札。 階上の映画館にもよくお世話になりました。 映画館に上がる時は、チケットを買って長いエスカレーターで上がるのですが、上映後は くるくると回りながら尖塔部の真下の丸い階段を下りるんです。 古いビルでしたけど 好きでした。
そんな阪急三宮駅とお別れしなければいけなかった時は、ほんとに辛かったです。 95年の震災により解体されてしまいましたが、地震のような災害が無ければ、大勢の神戸市民から惜しまれて 最期を迎える 精一杯 労ってあげたい と思えるビルでした。
この記事へのコメント
コメントありがとうございます。
今でも、あの駅は忘れられない思い出の重要な一つです。 今は仮設の建物の駅ですけど、そんな仮設の駅でも、以前の阪急三宮駅の構造の上に、増築という形で今の駅舎が建てられているので、そういう意味では、昔の駅を受け継いでいると思っています。 柱の並びは同じですからね。 なので、今でも あの頃を想像する事は難しくないのです。>僕にとっては。
ですが、もし 完全に建替えられるのならば、忍びないです。 辛いですね。 自分自身の思い出の1ページですから、簡単に消えてもらう訳にはいかない そういう場所だと思います。